浮世物語「江戸の疫病処世術」動画見逃し配信再放送フル無料視聴まとめ

新型コロナウィルスが世界中で蔓延して、猛威を奮っている現在、非常にタイムリーな企画内容の番組です。それだけに、この番組に興味を持ちました。世界中から集めた江戸時代の浮世絵から、この時代に庶民を苦しめた疫病から、江戸時代の人々はどのように乗り越えていったのかをひも解きます。江戸時代は、現代よりも当然のことながら医学は発達しておらず、特効薬やワクチン、予防接種もなかったことから、多くの方々が犠牲になりました。予防策もなく、衛生事情も現代よりも劣悪だったことから、本当に解決策は神頼みだったと想像できます。しかし、江戸時代の人々は希望を捨てず、周囲の人達と一致団結していたと思われます。現代では、近所付き合いが疎遠になり、お互いに立ち入らなくなっている傾向が強いですが、江戸時代はその真逆であり、不安な精神状態をお互いに励ましあいながら、危機を乗り越えていったのではないでしょうか？現代人に欠けているのは、この「お互いの助け合い」なのかもしれません。この番組で紹介する浮世絵の数々を見ていくうちに、今の我々が改めて気づかされる部分が見えてくるような気がしますので、ステイホームを余儀なくされている中で、より多くの方々にこの番組を見て欲しいなと感じました。

江戸時代に生きた人々は今のようなワクチン開発への希望や病院での必死な治療など、医療の恩恵を受けることができず、何の手立てもなくただただ呆然と疫病で亡くなっていく人々を見守ることしかできなかったのだと思います。家族や友人が亡くなり無念な思いを抱いたり、自分自身が感染してしまうことへの恐怖心を抱いたり、そして「早く疫病が落ち着いて終息してほしい」という思いは今現在コロナ禍と闘う人々と同じ思いだったのだろうと想像します。コレラやはしかなどは今でこそ予防接種で防げるようになってきていますが、手立てもなく何がどう作用して人々が亡くなっていくのか分からなかったであろう江戸時代に生きた先人たちは、恐怖と見えざる病にどのように立ち向かっていったのか気になるところです。この番組で紹介される浮世絵は、人々の健康と疫病退散を願った祈祷のような役割を果たしているのでしょうか。きっとその当時生きた人々の必死な想いが描かれているのだろうと思います。その当時の物が今も保管されているとしたらすごいことだとも思いますが、私も含めて今生きている人々は様々な疫病を乗り越えてきた先祖たちから命を引き継いできたのだと思うととても尊いものだとも感じます。「人は何度もパンデミックと闘って生きてきている。今始まったことではない」という思いでいると少し気持ちがラクになります。この番組を視聴してこれまでの疫病の歴史を知るとともに、先人たちの想いとそれをどう今に活かせるのか考えていきたいです。

猛威をふるい、庶民を苦しめた江戸の疫病について、江戸っ子たちはどのように乗り越えたのかを紐解いていく番組ということで今の現代にも通じるものがありそうなので内容にとても期待しています。世界中から集めた浮世絵で、江戸時代の疫病処世術を解き明かしていくようなのでさまざまな浮世絵が紹介されると思われます。その浮世絵もどのようなものであるのか気になります。医学が現代のように発達していない江戸時代には、コレラやはしかなど様々な疫病が猛威をふるい、庶民を苦しめたということなのでとても辛い時代であったことがわかります。辛くはかない浮世を、江戸っ子たちはどのように乗り越えたのかとても気になります。自分達の先祖はどのように疫病と向き合い戦ってきたのかそのことを現代人が知ることで現在のコロナ禍に対する向き合い方や考え方も変わるものがあると思います。今の世の中だからこそ見なくてはならない番組だと感じました。そして、語りは春風亭一之輔さんのため、風情ある雰囲気でわかりやすく聞きやすい声で語ってくれることを期待しています。浮世絵や歴史などとても勉強になりそうな内容であるので家族揃って一緒に視聴して子供にも様々なことを感じとってもらいたいと思います。